腕時計を探しているという方必見!腕時計の選び方について詳しく解説

「腕時計の選び方」について細かく紹介しています。これを知らないと「もっとこんな時計が欲しかったのに」などと後悔するもととなります。「今欲しい時計を探している」という方は必見です。

近年では時計は「一生もの」と言われるほど長持ちします。そのため最初から「高級な時計」を購入される方も増えてきています。しかし、その一方で後から時計についての知識を得て「もっとこんな時計が欲しかった」などと後悔する方も増えてきています。そこで今回は「時計の選び方」について解説していきます。

時計の選び方

時計を選ぶ際の基準にはいくつかありますが、ここではよく挙げられる
・時計の種類
・時刻の表示形式
・機能性
以上3つを紹介します。

時計の種類

腕時計は大まかに
・クォーツ式
・機械式
の2種類に分けられます。軽く紹介していきます。

クォーツ式

よく使用されている「電池で動く時計」がクォーツ式です。「水晶振動子」と呼ばれる素子を採用しており、精度が高く「正確さに重きを置きたい」という人におすすめの時計です。このタイプの時計には「電池交換」する手間がかかる一方で、機械式と比べ「ゼンマイを巻く」といった作業はないため、電池切れの際以外は気軽に使えます。そのため、利用者が多いのも「クォーツ式腕時計」の特徴です。また、リーズナブルなものが多く、種類が豊富なため「お気に入り」を見つけやすいうえ、メンテナンスも楽なため「初めての時計」にもおすすめです。

機械式

上記のクォーツ式腕時計と違い、電池を使わず「ゼンマイの力で動かす時計」が機械式腕時計です。機械式腕時計の中には
・使うたびにゼンマイを巻く「手巻き」
・着用していればゼンマイが巻かれる「自動巻き」
の2種類があります。

手巻きはリューズと呼ばれるネジのような部分を巻くことで動力を得ます。一方自動巻きでは「腕を振った際のゆれ」で自然とゼンマイが巻かれ、それによって動力を得ます。このことからわかる通り、どちらも「ゼンマイが動力」であり「電池を使用せずとも動く」というのが最大の特徴です。

しかし、クォーツ式腕時計と比べた場合には「精度が低い」ということが挙げられます。また、その構造故に「定期的なメンテナンス」が不可欠な場合もあるため「時計が好き」「時計に詳しい」という方向けの時計です。クォーツ式に比べ「長く使える」ということも特徴で「3世代にわたって引き継がれている」という時計もあります。価格はピンキリで、高いものであれば1億円以上の物もあり「年代物」と呼ばれるような時計は、たいてい機械式であることが多いです。

時刻の表示形式

時刻の表示形式は
・アナログ
・デジタル
の2種類です。軽く紹介します。

アナログ腕時計

ご存知かと思いますが「針で時間を表す」のがアナログ腕時計です。長針、短針の組み合わせで時間を表すため「時間の経過」や「予定時刻までの残り時間」などが直感的に把握できます。ビジネスシーンで好まれることが多く「社会人のステータス」としてつける方もいます。また、シンプルなデザインの時計であれば、私服、スーツ問わず合わせやすく、使いやすいのが特徴です。

デジタル腕時計

デジタル腕時計はその名の通り「数字を液晶画面上に表示する」という時計です。そのため「正確な現在時刻」が分かりやすく、ひとめでチェックできるのが特徴です。また、針を使わない分、耐衝撃性に優れたものが多く、スポーツシーンやアウトドアシーンなどでも使えます。デザインも「カジュアル」なものが多く「運動中に使う腕時計」や「私生活用の腕時計」を探している方におすすめです。また、最近では針による時間表示をしつつ、デジタル表示もしている時計が多いため、使用シーンや好みに合わせて選んでください。

機能性

機能性は「時間を知る」ということ以外で時計につけられている「副次的な機能」をさします。ここに挙げきれないほど沢山あるため、主な例として
・電波受信機能
・ソーラー機能
・防水機能
・カレンダー機能
・クロノグラフ
以上5つを順に紹介していきます。

電波受信機能

「時刻を自動で合わせてくれる」というのがこの機能です。「自分で合わせるのが面倒」という方や「時間のズレが気になる」という方には、電波受信機能が搭載されている時計がおすすめです。

この機能がついている時計は、電波の基地局から情報を受信し、日付や時刻を正しいものに自動的に修正してくれるため、いつでも正確な時刻が表示されます。万が一「電波が受信できない」となった場合にも止まることはなく、この機能の付いていない「通常のクォーツ式腕時計」と同様に動きます。そのため「職場が地下」など、使用する場所が電波の届きにくい環境だとしても安心して使用できます。

ソーラー機能

ソーラー機能は、太陽電池が使われている時計についており「光をガラス部分などにあてると充電する」という機能です。そのため、「太陽光パネル」などと同様に太陽光を当てれば電池の充電が可能です。また、定期的に光を当てることで、電池の交換を行う頻度が少なくなり、通常のクォーツ式腕時計と比べ、長期的に使うことができます。日中外に出て働く方などには、日にあたれば勝手に充電されるため、おすすめです。

また、近年では前述の「電波受信機能」と「ソーラー機能」が複合された「ソーラー電波時計」という名前で売られている腕時計も多く、色や形などのバリエーションも増えてきています。「利便性の高さを重視したい」という方におすすめの機能です。

防水機能

腕時計は日常的に使われることが多いため「汗や雨で濡れる機会も多い」という特徴があります。そのため、選ぶ際には「防水機能」もチェックしておくことをおすすめします。防水機能のついた腕時計には主に
・◯◯気圧防水
・◯◯m防水
のような表記があります。

例えば「10気圧防水」というモデルの場合、水泳やヨットといった「水上スポーツ」での使用が可能とされています。また「スキューバダイビングなどで着用したい」という方には「100m防水」以上の機能を持つ「ダイバーズウォッチ」と呼ばれる時計をおすすめします。「汗や雨に耐えられれば良い」という方には「日常生活用防水」という防水機能を持つ時計もあるためこちらがおすすめです。

カレンダー機能

時間だけでなく「日付も確認したい」という方には、この機能のついた腕時計がおすすめです。現代のアナログ腕時計には、昔ながらの「日付を表示する」という機能だけでなく、曜日も表示するものがあり、利便性は高いと言えます。

一方でデジタルの場合は、ほぼすべての時計がカレンダー機能を持っています。「時間や日付、曜日などを把握しやすい方が良い」という方にはデジタルもおすすめです。

クロノグラフ

クロノグラフは「ストップウォッチ機能」のことです。この機能がついている腕時計は、デザインが豊富であり、洗練されたものが多いため、使用シーンを問わず使用できます。また、中には時速の計測が可能な「タキメーター」脈拍数を測る「パルスメーター」などが搭載されているものもあります。ものによってはメーターが複数ついており、実用的であることも特徴です。

まとめ

時計の選び方について細かく紹介してきましたが、おわかりいただけたでしょうか。時計の種類や機能など、ややこしい部分も多いですが、とても大切な知識です。これらを知らないと「時計がうまく活用できない」「時計が止まったけど原因が分からない」などと、問題が起こりやすくなります。そのため、必ず押さえておくことをおすすめします。